マクドナルドとその他のハンバーガーを一週間放置した衝撃の結果
公開日:
21:35
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・マクドナルドは腐らないという定番ネタ
インターネットの海を漂っているとマクドナルドのハンバーガーは腐らない。そんな記事を数年に一度目にする。
一番最近見たのはこういうの。
【実験】マクドナルド、バーガーキングなど、全米ファーストフード7社のハンバーガーをビンに入れて30日間放置。こんなにも違いが!?
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52175998.html
すごい、マクドナルド強い。カッコいい。
あのジャンクな味、イメージで更に腐らないとか、神に反してる感じがビンビンでヤバい。こんなもの食べちゃう俺マジ“神への反逆者(ヴァルバトーゼ)”みたいな感じで盛り上がる。
この堕天使がもたらした奇跡を俺も目の当たりにしたい。と思ったのでやってみた。
・まずは食べてみた
実験のため、マクドナルドと他のハンバーガーを買ってきた。これをしばらく放置してどのような違いが出るのか観察する。
パン、玉ねぎ、ピクルス
パン、玉ねぎ
どちらもハンバーガーという商品名の一番安い物を用意。具材の違いの確認と、ちょっとは食べたかったので熱湯消毒した包丁で切断。具材はまぁそんなに変わらない。
久しぶりに食べるとマクドナルドは塩!脂!みたいな本能に訴えかける味でジャンクさがたまらない。これは“マクドナルド(反逆の果実)”という食べ物である。
他のチェーンのものはふんわりしたパンに噛みごたえのある肉、しっかりとハンバーガーとして美味い。
・一日目
右がマクドナルド、左がそれ以外のところのハンバーガー。
上記のハンバーガーを熱湯消毒した器具に入れて外気から遮断して放置。まぁ、一日目は何もありません。どんどん行きましょう。
・二日目
まくどなるど
その他
二日目も特に変化なし。もし2つとも腐らなければ俺は永遠に変わらないものを撮り続けることになるのかと考え始める。
・三日目
マクドナルド
その他
はい、もちろん変化なし。ただ毎日写真を撮るだけだが、酔っ払って帰ってきても撮らなければならないのが意外と大変。継続は力なりということの重さを知る。
・四日目
マクドナルド
その他
四日目も順調に何もありません。
何もないのに何か書かなきゃいけない日直の日誌みたいになってきた。
・五日目
マクドナルド
そのた
五日目、特にな、い、と思いきや、なんかある様な気がしてくる。それがまさかのマクドナルドの方。まさか。
画像に矢印をつけた辺りになにかふんわりと白いものが発生しているように見えなくもない。
それに対して何の変化も見られないその他のハンバーガー。なぜ。食べた時はあんなにふんわり自然な小麦の香り。みたいな味がしたのになぜ。
何かの間違いかもしれない。もう少し様子を見てみよう。
・六日目
マクドナルド
その他
六日目、はい、アウトー!マクドナルドの方からは耳かきの頭の方から出ているような物がポフポフッと出てきている。完全にカビ、見た目に反した食べちゃいけない物体。
マクドナルドはカビた。腐るということの定義はわからないので腐ったかはわからないがカビは生えた。なんだ、なんだったんだネット上の情報たちは。
それに対して全く見た目の変わらないその他のハンバーガー。驚くほどに変わらない。今年で42歳になった元JUDY AND MARYのボーカルYUKIのようだ。
どうしてこんなことに。とりあえずキリがいいので一週間まで様子を見ましょう。
・七日目
マクドナルド
その他
七日目、見た目に完全ヤバさを感じるようになってきた。ナウシカが「ここはもう腐海に落ちるわ…」って悲しそうに言うレベルの危険性。マクドナルド腐る。完全に腐る。
その他のハンバーガーは腐らず、収縮し始めた。ミイラ化してきている様な感じ。
ということで、よく見るマクドナルドは腐らない、という説。あれ、嘘じゃんよ。それどころか他のハンバーガーのほうが腐らない。なんということだ。マクドナルドは神をも超えたジャンクフードだと思ったのに、他のほうが強いのかもしれない!!!!!
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・はい、ここでネタばらし
先ほどまで書いてきたマクドナルドは腐る、他のハンバーガーは腐らない。確かに事実ですが少し手を加えています。ここでそれをネタばらし。
マクドナルドに水分を追加
他の記事で見る「マクドナルドは腐らない」、記事の書き方を見るに「マクドナルドは不自然!」とかいう方向で書かれている事が多いですが、本当に腐らないとしたら何らかの理由があるはずです。
防腐剤とか使えば腐らないでしょうが、それ以外にも物を腐らせない方法はあり、私(科学は高1までしかやっていない)が考えたのは「温度」「乾燥」「塩」。
他のハンバーガーとの比較をするならば温度は同じにしなければ意味がない。塩分量の違いは製品自体の違いになるので変えるべき所では無いので水分量を変えてみました。
水分量、それも製品の特徴だろう!と思う向きもあるかもしれませんが、以下の記事では「マクドナルドは菌も食べ物と認識しないので腐らない!」と主張しているので水分量位はどうでもいいと思います。プラスティックに水かけた所で菌は食べ物と認識しないだろうし。
地球上でマクドナルドのハンバーガーを「食品」と認識する生物種は人類のみだった!
(↑「マクドナルド 腐らない」でググって三番目(11/1時点)に出てくるページです)
電子レンジにかけました。
さて、それに対して当て馬にされたハンバーガー(ごめんなさい)は水分を飛ばしてみようと思って電子レンジにかけてみました。
一旦ハンバーガーを分解して500ワットの電子レンジで1分。熱々にはなりましたが少しパサパサした手触りになりました。その結果はすでに見てもらったとおり、これだけでハンバーガーは腐りませんでした。
と、いうことで今回ので僕がわかった事は以下の二つ
・マクドナルドも水分量を上げれば腐る。
・腐ると言われるハンバーガーも乾燥させれば腐らない。
・手を加えなければどうなるのか
さて、手を加えたやつの結果だけだとなんなので、手を加えてない場合はどうなったのかも御覧ください(というかこっちがあって初めて上記二つは意味がある)
右下だけ異様。
もともと、手を加えていないものと比較するために四等分していたのだが(半分は食った)、全く手を加えていないマクドナルド以外のハンバーガーが凄かった。
買い集めて来た時間に少しの差異はあったが、その他バーガーは家で封を開けた際にも熱々で、切って容器に入れたらその湯気で容器が曇ったほど。反して静かなマクドナルド。
この時点で「あぁ、やっぱり水分量だわ。この違いでマクドナルドは腐らなくて他は腐るんだわ」って思った。
普通に腐っちゃいました~
が、しかし、残念ながら。いや、残念かワカラナイけれどマクドナルドのハンバーガーも腐った。というか、一番初めに腐り始めたのが何もしてないマクドナルドのハンバーガーで焦った。何もしてないやつだけ腐ったら全くどう考えていいかわからない。
なので実験の前提となる「マクドナルドは腐らない」という所が崩れました。しかし、水分量増やしたほうが腐敗が大規模でした。なので先程学んだ結果は変わります。
・マクドナルドはそもそも腐る(水分量が多いと盛大に腐る)。
もちろんその他バーガーも腐った。
次はその他バーガー。容器が曇るほどの湯気を出していたのでこれが一番最初に一番凄く腐ると思っていたのですが、意外と遅めのカビ具合でした。
しかし、何もしなければカビる(腐る)のは確か。
ということで今回の実験まとめは以上となります。
・マクドナルドは腐る。
・物を腐らせない(様に見せる)事は簡単。
もちろん普通状態のハンバーガーに私が何か細工してないかと言われると「してないです!信じてください!!」ということは出来ないが、信じてください(別に信じなくてもいいけど)。
以上のようなことを見た後でマクドナルドは腐らない、といった記事を見たら面白いかもしれませんね。知らんけど。
※外国での実験と比べるには湿度や、手での触れ具合、ハンバーガーを切っている。などの環境が違う。という指摘も出来るであろうでしょうが、そんなもの、日本で生きてる俺が考えるのならば日本で俺が食べる状況に近いほうがいいだろうが。と答えます(ハンバーガー切ったのはいっぱい買うの面倒なのと結果が早く出るかなって思って)。