日清の焼きそばのお湯を途中で捨てちゃう人は美味さの4割は損している

公開日: 23:45 おもしろ お役立ち やってみた 考えたこと



日清の焼きそばっていう食べ物がある。

いや、日清の焼きそばっていう凄く美味い食べ物がある。インスタント焼きそばというカテゴリにおいて数少ない、本当に焼く工程が入っているという食べ物、奇跡の食べ物。


この、どう、どうやっても美味い食べ物で、唯一、ゆいいつ本領を発揮させない事がある。それが、「途中でお湯を捨てちゃう」ということである。




これ、美味いやつ、これ。今日、スーパーのレジの前に並んだおばあちゃんがこれ一袋だけ買って行ってた。中毒かも知らん。




日清の焼きそばについてみんな知ってる前提で進めてきたけれども、もしかして、万に一つ知らない、知らないというか思い浮かばない方がいらっしゃるかもしれないので写真を乗せると、これだ。


ほら、見た瞬間、あぁー、美味い~!ってなっただろう。美味い、分かる、超うまいよね。スパイシーなソースと青ノリの香り、プリプリとした麺。あぁ、書きながら美味い。



しかし、しかしながら、たまに他人の調理している所を見ると、凄いタブーを破っている人がいる、マジかよッ!?って思うことがあるので、火に触るとやけどしちゃうよ!レベルのことかもしれないけれど書きたくなっちゃった次第である。







・日清の焼きそばのお湯は絶対に捨てないで!!!!



皆さんご存知の通り、日清の焼きそばは一つのフライパンで、麺を戻しながら炒めていくという方法で作られる。


その、麺を戻す工程の際にお湯を使うのだけれど、そのっ、お湯をっ、途中で捨てちゃう人がいるんです!!!!!!(ええええええっ!!?!?!?!(ビックリするポイント))






袋の裏面作り方としては、沸騰したお湯に麺を入れる→しばらくしたらほぐす→お湯が蒸発し切る前にソースを入れる→水分がなくなったら完成。である。


でもね、その、ほぐす工程の後に、お湯を、捨てる、人が、いるんです!!!!!!!!!



私は子供の頃、日清の焼きそばが大好きで、もうなんかあったら食べていたわけです。

でも、たまにおばあちゃんちに遊びに行った時のお昼ごはんが「フキのおひたしと筑前煮、御飯と味噌汁」みたいなお昼ごはんを出されると嬉しくないわけですよ。


今だったら嬉しい、今はむしろそれが食べたいんですけれども、イヤだったんです。子供時分はイヤで駄々をこねまして、面倒くさい子供ですね、ネットのイイハナシだと後からしっぺ返し食らうやつですね。


でも、とりあえずおばあちゃん食を嫌がった結果、困っておばあちゃんが作ってくれたのが日清の焼きそばだったんですね。


で、やったー、日清の焼きそばだー!って食べると、なんか違う、いつも作る日清の焼きそばの旨味が足りないと、そうなっていたんです。


なにが、日清の焼きそばなのになぜ違うのかと、美味いけれどもなぜこんなにも美味さが違うのかとおばあちゃんを見てると、調理途中で、お湯を捨てていたんですよ!!!!!!!!!



・お湯捨てたら美味しくないのかな?



お湯だ、途中でお湯を捨てるっていう工程なんてないのに勝手に捨ててる、それが問題なんだ!


そう思って試してみたんだ。



フライパンと中華鍋でも一緒でしょう

全くレシピ通りに作ってみる。あと、途中でお湯を捨てるという工程で作ってみる。


説明書き通りに作ると、フライパンの大きさにもよるけれど、お湯が多いように思えてしまう。麺が接地している面積と比べてお湯の面積の広大さよ。


しばらくしてほぐれたとしてもお湯はあまり気味。まぁ、わからなくもない。ほぐれてるんだから、もうお湯の必要はないだろう。という考えはわからなくもない。







しかしだね、しかし、キミ、ちょっと見てくれたまえ、このほぐれた、茹でたお湯部分にはすでに麺とか油とか旨味的なものが入っているんだよ!!!!!!


一旦ほぐすのに使うけれど、最後煮詰めて、煮詰めることによって、再度その旨味たちなどを再度麺に煮含ませることによって一体となるという想定のもとに製品は作られ、そのとおりに説明書きは作られているのである。





しかし、同時に作っている片方は途中のお湯を捨てるとする。煮詰めていく、そのお湯が消える工程を考えれば捨てちゃおっと。って思う気もわからなくもない気もしなくもない感じである。



・お湯を捨てないほうが断然美味い


途中でお湯捨てた方の日清の焼きそば





レシピ通りの日清の焼きそば


どうだろうか、見た目だけだとあんまりわかんないかな。



途中でお湯捨てた焼きそば


レシピ通りソバ


どうだろうか、最後までお湯を捨てないほうが表面がプリッとコーティングされていてテラテラと美味しそうな光を放っているように見えないだろうか。




・お湯を捨てないほうが美味い、マジで



お湯を捨てたソバ


捨ててないソバ


実際に食べてみるとその結果は一目瞭然!


お湯を途中で捨ててしまった方はポソポソとしていてインスタント感が全面に出ていて、秀逸なスパイシーソースが鳴りを潜めてしまっている。美味い、日清の焼きそばは美味い!けれど良さを引き出せていない!という感じ。


対して、しっかりとレシピ通りに作るとプリッとした食感でプワッと刺激感の強い香りから、フルーティーな風味が広がって美味い。

うまいよー、うまい。これが日清の焼きそばだよな…!としみじみ泣ける美味さ。




やっぱり日清の焼きそばはお湯を捨てないほうが美味い。旨味と油分のおかえり効果とちゃんと上手く茹でられているのが大きい。


「コシがあるのが好きだから」といって茹で時間を減らそう、お湯を捨てよう。という発想は分かる。でも、コシがあるのと茹でられていないと言うのはまた違って、相当な茹で過ぎでないかぎり製麺時で腰の強さってほぼ決まっている。

生茹での麺が好きならばそれはそれでいい、でも、一度ちゃんと湯量を計ってお湯を捨てずに日清の焼きそばを食べてみてください。超うまいから、きっと孫も喜ぶから。




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