「三重のおきて」出版と印税の話

公開日: 23:04 お役立ち 考えたこと 社会

・三重のおきてという本を出すよ!!!!



色々な縁で三重のおきてという本を出させていただくことになりました。やったね!




毎月書かせて頂いているデイリーポータルでも好き勝手書かせて頂いているだけなのに、ましてや紙媒体!しかも本を出版!!って思ったんですけど、なんと今回の本でも好き勝手書かせていただけて、なんともありがたいことです。ありがとうございます。


その恩に報いるために皆様方に於かれましては買ってください。朝用昼用夜用で買ってください。ジャケット違い三種類とも集めてください(一種類しかないです)。




・印税ってリアルに言うと普通の労働対価だ


本を出したとなるとやっぱり気になるのは印税だよね!本を出して夢の印税生活ガッポガッポ!


みたいなイメージを俺も持ってたんだけれど、実際に本を出させていただいて思うのは、印税って普通に労働対価だ。って感じでした。


他の出版の実態を知らないからアレだけど、優遇していただけたと思っています。好き勝手書かせてもらったし。


契約内容のことおおっぴらに言うのは宜しくない感じがするので、すごいフワーッとなんですが、計算してみると時給換算で2000円くらいなんじゃないかなと思います。


時給2000円というと、時給高い!高収入!!って感じする。でも、バイトじゃなく普通の会社員の収入で考えると、年収400万円の人の時給は2000円くらいなんだそうです。


年収400万円の人、すげぇ時給!!えっ、でも、時給2000円も貰ってても年収400万なの!?えっ!?って、違うところに驚くポイントが発生しちゃったんだけど、上記のように考えると全然夢の印税生活でもなんでもない。


年収400万円で遊んで暮らす!って言ってるくらいの違和感。年収400万円、夢でなくリアル。どこまでいっても現実って感じ(年収300万円いってない私が言えるこっちゃないけど)。

もちろんこれは今回の場合の話であって、売れてる人の場合もっと相場は上がります。

でもそれって、新入社員よりも実績や実力のある人は時給が高い。ってだけの話であって、出版及び印税に限った話ではなく一般的なことに思います。


・しかし印税は夢なんだよ


と、現実的な数字が出ましたが作業内容を考えても、まぁ、それくらいかな?という感じがあって、通常の労働。という印象を受ける事となりました。


少し違うのは楽しかったし、自分の書いたものが本になるってうれしさかな。と、ここまでリアルな感じを書いてきたけれど、印税には夢がある。


上記のことは出版時点、のことである。これから、今までの時給2000円が4000円にも10000円にもなる可能性があるんです、それが印税の夢なんです。それを可能にするには私ではなく、あなた達です。


はい、そうです、「三重のおきて」買ってください。お父さんとお母さんと犬用に3冊買ってください。あなたは犬にちょっと読ませて?ってお願いして読ませてもらったらいいです。


「三重のおきて」にはこんな、ちょっと業界裏話みたいなのは載ってませんが、全編通して「三重県自体の裏話」みたいな感じになっています。三重県民には「あるある」、他県民には「えっ、そうなの!?」とか「なにそれ…?」って感じになることが満載です。面白いよ!買ってね!






大阪うどんランキング完全マップ  と、個人的オススメ

公開日: 23:54 うどん お役立ち 社会 趣味

・大阪の食べログうどんランキング30位までをマップにまとめた!!!!

完全に自分用に作ったんだけど、便利なのでみんなも使えばいいよ!!!!!と思って記事にします。

2015/1/15時点での食べログの大阪うどんランキング30位までをGoogleマップでピン打ちしました。

クリックしたら店名の横に食べログの点数、メモ欄に営業時間を入力しています。そしてGoogle様謹製の詳細情報で住所と電話番号がわかります。いたれりつくせりですね。




大きな地図で見る (スマホでは見づらいね)


赤いピンが大阪食べログランキング1位から10位
青いピンが11位から20位
黄色いピンが21位から30位


自分用なので場所とか営業時間とかずれてても知りません。

営業時間は結構ずれてることあるし、営業時間内でも人気の(このマップで見れるほぼ全ての)うどん屋さんは麺切れで終了することがあるから営業時間は信じちゃダメです。

また、うどん屋は臨時休業がスゲー多いから精神が鍛えられてとてもいい部分があります。





・大阪のうどんのオススメも挙げておく


食べログは完全には信じていないけれどある程度の目安にはなるので大阪で30位に入るうどん屋さんは大体美味い。

ほぼ美味いんだけど、まぁ、アレかな、好みの問題かな「ここっ、えっ、こんなに点数高い…?こんな人気になる…?」ってトコロもあります。

上記の30店のウチ24店に行ったことがあるんだけど、3店位は、ん?ってなったこともありました。

ゆであげのタイミングとか、お店自体のコンディション(うどん屋さんって何回か行ってると微妙に味が変わる)とか、単純な好みの問題もあるんだろうし、知ったこっちゃないんだけれどオススメって言ってるので、まぁ間違いのないトコロも挙げておきます。



・伸びるうどん、極上の鶏天ならば「たけうちうどん」



麺がピッカピカ。美味いところは大体ピッカピカだぞ。


美味いうどんの麺にも色々あって、それでも大まかに分けたら「伸びる麺」と「剛麺」と「モチモチ麺」がある。その内「伸びる麺」 の代表格がこの「たけうちうどん」。

コシがある。という言葉を、硬い麺に対して使われている事がよくある。冷凍うどんなんかが典型的。あれは全ての部分が均質的に硬くて、確かに噛みごたえはある。が、コシはない。



大盛り。素人にはおすすめできない。

たけうちうどんの麺は表面は滑らかで柔らかく、噛み始めの歯ざわりの良さったらない。そこから噛み切ろうとしたらムニィッ!と伸びて粘って噛みきれない。



これが…、コシかッ…!!と初めてコシに目覚めた。

うどんを消化の良い病人食。位に考えている人に食べさせたら本当に衝撃を受ける恐ろしい麺。

この艶やかさ、色っぽい。

そしてまた、ここの鶏天が美味いんだ。表面がカリッッッッ!!ってしてるんだけど、中はふわっふわのぷりっぷりでじゅわっじゅわっなんだ。これだけでビール飲みたい。

たけうちは完全に間違いないのでオススメできます。

たけうちうどんのGoogleマップリンク。


・ガシガシ食べたいなら白庵


ガシガシと歯ごたえの強い物がお好みなら白庵。以前家の近くにあったのでめちゃくちゃ良く通っていた。その頃から人気の店であったが、なんと今では大阪の食べログうどんランキング2位、全国のうどんランキング6位である。


ひやかけ天ぷらセット。

食べログの全国ランキングとか、それら食べ比べた人いなさそうなので地域による偏りが大きくて全く信憑性は無さそうだけど(うどんランキング上位が関西と香川ばっかり)、大阪のランキング上位を軒並み食べた後でも、こりゃあ上位だと確信できる麺。


ほら、完全に美味いだろう。

噛みごたえのある麺が噛むほど美味い。麺の旨さももちろんのこと、力いっぱい噛んでるあいだじゅう香る出汁の美味さがあるんだろう。

こちらは「ひやかけ」という、かけうどんの冷たいバージョンが有名。具なしって、また貧相な。と、思うかも知れないが、麺と出汁だけで本当に美味い。

ガッシリとして口の中で暴れる麺は、ただ麺でいながらも派手。豊潤ないりこの香る出汁は華やかで天ぷらが乗っているそんじょそこらのうどんよりも贅沢で華やか。



鶏天ぶっかけめっちゃ食べてて、写真がいっぱいあった。

鶏天カレーうどんのめでたさ凄い。

数年前の夏の限定、冷麺うどんうまかった。また食べたい。


もちろん他のメニューも、恐ろしくレベルが高く美味い。歯ごたえのあるうどんを求めるのならば白庵で間違いなしだ。

白庵へのGoogleマップリンク。



・大阪讃岐うどんの元祖、もっちりの釜たけうどん



おそらく大阪讃岐うどん(大阪のお出汁で讃岐の麺)では一番有名だろうと思われるお店。


麺の見た目が違うことがお分かりでしょうか。

かなり太目で30分茹でてるという麺は他に似たタイプがあまりないムッチリモッチリしていて、これまた食べた時に衝撃を受ける。

語弊を恐れずに言うと、最高に表面が滑らかな麺状の餅。みたいな感じ。あっ、違うな…。


半熟玉子天ぷらの発祥だとかそうじゃないとかいう話がある。


美味いし食べ応えがあって最高。ここまでの三点全部そうなんだけど、元から結構量がある(釜たけは普通で400グラムらしい)にも関わらず、100円とか200円で麺大盛りにしたら麺の量が二倍になる。

800円のうどんが900円になるだけで麺の量2倍ってものすごいお得感なんで、良く頼むんだけど食べはじめたら1キロ近い麺に涙目となる。



この写真が一番ムチムチ感出てる。色っぽい。


 なんだよ、いきなり2倍って。

少し大盛り、って言うと、少し…?ってなる事が多いので覚悟して2倍食べるんだけど多い。でも美味い。大盛りは食に自信がある人以外はオススメしない。

むしろ多くて美味いのに残しちゃってる女性をよく見るので、この3店の場合は女性子供は「麺少なめ」のほうがいいように思う。



これは梅田店のやつだな。

あと、釜たけは11時から16時(15時半くらいには麺切れで終わってることが昔は多かった)と、すこし使いづらい時間だが、梅田店では梅田の駅に超近くて10時から22時半までやっているのでとても便利。

「梅田 釜たけうどん」は本店とほぼ味が同じなので良い。同じ釜たけでも「釜たけ流 うめだ製麺所」はかなり味が違うので注意が必要。「釜たけ流うどん 駅前食堂 ヨドバシ梅田店」はちょっと違うけど、まぁ似てる。


釜たけうどん本店のGoogleマップリンク

釜たけうどん 梅田のGoogleマップリンク。

・お出汁がメインの大阪うどんなら道頓堀今井


今まで紹介してきたのは麺がメインの「大阪讃岐うどん」とか呼ばれているうどん屋さん。

そういう麺が主張するんじゃなくて、大阪らしいお出汁が主役のうどんを食べたいならば老舗の「道頓堀今井」がやっぱり一番。


ほら、さっきまでとはちゃいまっしゃろ。

麺も柔らかい。お出汁を食べるための麺。お出汁が美味い。


今井のうどんはお出汁が美味い…。一口飲んで心の底から、五臓六腑から、はぁーっ!と安心できる味。

鰹と昆布がしっかり効いた甘めのお出汁に、ふわふわと優しいおうどんとジュワーッと甘いおあげさん。

よくそんなに心の求める所を的確にうどんで表現するね…。というお味。関西の出汁文化を体現したお店なので行ったことないならば一度は行くことをオススメします。


道頓堀今井 本店のGoogleマップリンク

・結局は好きなモノ食べろ

上記4店以外にも地図にマッピングしてるお店に美味しいお店がたくさんあります。ランキング載るくらいだから個性もあって面白い。

また、食べログランキングに載ってないようなお店も意外と侮れない。新店が出来てギュワーッとランキング上り詰めてったりするので面白いぜうどん界。

でも結局は好きなお店を見つけて好きに食べるのが最高だと思うので今まで書いたことは全て無視してください。

以上、寝ます。






ロットリングのマルチペンが凄くいいので自慢です

公開日: 0:28 趣味 買ったもの


仕事でボールペン(黒)とボールペン(赤)とシャーペンを使い分けることが多くて、複数本のペンを持つのが面倒なので一本で事が足りるものを探していました。


この、ボールペンとかシャーペンを一本で切り替えられるのって結構色々あって、マルチペンっていうらしい。そのマルチペンをいざ選ぼうとすると中々これといった物がないの。


中の芯部分を切り替えるためにちょうどいいのかどうか分かんないけど、なんか、先端が丸いやつが多い。私としては先端が尖るんだから、そこに至るまでに徐々に先鋭化していって、最終的に出たボールペンなりシャーペンなりで最高の尖り!!!!!ってなって欲しいんですよ。






売ってるのってこういう感じの先端が多い。まるーくなっててピュって尖る感じ。

これって、これじゃない?

javascript:void(0);




完全にこいつ。吹田のマスコットキャラ、すいたん。

そう、マルチペンって、すいたんになりがち。色々見てたら8割位はすいたん。すいたんには吹田市のアピールに専念してもらいたい。


そこでやっと出てくるのがタイトルのロットリングのマルチペンって商品。



ほらすごい、先がちゃんと尖ってる!!




角度つきはじめから先端までシュッってなってる!ありそうでなかなか無くて、探したらちょくちょくあるんだよこれ。定価3150円でアマゾンで2500円位。黒とシルバーがある。





あと、切り替えの機構も良い。上の方にマークが書いていて、赤い先端を現したマークを自分(もしくは上)を向けてノックすると、赤いインクのボールペンが出る!!!!!



白い先端をあらわすマークを自分(もしくは上)向けて押すと黒いインクのボールペンが出る!!!


これ買うまで全然知らなかったんだけど「振り子式」ってシステムで、ちょっとお高めのマルチペンでは結構メジャーな方式らしい。



これが凄くよくて、ひねって芯を入れ替えるタイプと違って何色のインク(もしくはシャーペン)を出したいか慣れると見なくても出せるようになる。

クリップの位置が指先側にある状態で押せば黒インク、クリップが手のひら側だと赤インクみたいな感じで書類から目を離さずに切り替えられてマジ便利。






そしてペン先を戻す際はクリップの上を押せばシャコっと戻る。


振り子式と合わせて、色を変える機構が全然表立って見えないので、一見ただのボールペンにしか見えないのに二色とシャーペンが使える。っていうのが最高にクール。







切り替えを動画で紹介しているのがあったから貼っておく。このYoutuberも喜んでいることかと思うので再生して見てみるといいと思う。


ちなみに改善して欲しいところは、表面がマットな感じなんだけどすぐに剥げて?きてツルツルになっちゃうこと。始めっからツルツルならまだいいんだけどツルツルとマットな感じがあるとヨロシクない。


結構重めなので、その点について低評価されてる場合もあるけれど個人的には問題なし。長い文章を書く人には辛かろうが短い文章を書く場合には逆に使いやすい。


あと、純正のボールペン芯はそんなに書き心地がよくない(書き始めがかすれやすい)ので入れ替えて使えば最強。100円で売ってるボールペンの替芯じゃなくて4cって太さの規格があるのでそれを使えばいいらしい。





俺はジェットストリームの7mmを使ってる。ヌルヌルのかき心地の代償になくなるのがマッハだけど最強だからいいと。


注意するべきなのは、4Cって規格でもゼブラの4Cは何か大きいらしくてずーっとゼブラ使うならいいんだけどそれ以外使おうとしたらガバガバになっちゃってる事があるらしい。大変だね。

以上です。

餃子の水切りはした方がいいのかしないほうがいいのか

公開日: 12:24 おもしろ お役立ち やってみた

・結論から言ってみる


包んでからすぐに焼ける場合
ジューシーな物が好きならば「野菜の水切りはしない」


ジューシーさが見て取れる


包んでから焼くまでに時間がかかる場合
しっかりとした肉感が好きなならば「野菜の水切りはする」


しっかりとした肉の味がしますよ。


ということで、結論はすでに書きましたので過程を読みたい、理由を知りたい、蛇足が好きな方は以下の文章をどうぞ~





・餃子の水切りはするのかしないのかという定番対決


餃子は野菜料理だと思う。実際に作ってみると野菜の分量がすごく多くて、肉は味付けで肉の風味をまとった野菜を食べる料理である。

そんな料理だからこそ悩む部分が「野菜の水切り」だ。

野菜の水切りとは、サラダみたいに洗って水気をきるってものではなく、野菜に塩をかけて野菜自体の水分を減らしておくという手順。

ここに諸説あって、激論がかわされているポイント。

水切りしたほうが手間かけててちゃんと料理してる感あるし、だからこそ美味くなるハズ。という印象がある。

しかし、水切りしない派も根強くて野菜の旨味がどうこう…。みたいな主張ある。

さて一体どうなのか。いつも迷ってきたので実際に作り比べてみましたよ。




・水切りしよう




水切り前は200グラム


まずは時間のかかる水切りから手順を進める。具材は白菜とネギ。ニラが良かったんだけど売ってなかったのだ。


塩をしてしばらく放っておく。

ちなみに私は水切りする派。であった。手順として存在しているんだからやったほうがいいだろう。と思っている。


わかりづらいけどかなりしんなりしています。

しかし餃子のレシピで検索してみると水切りしない派の勢力も強いことを知った。自分がなぜ水切りをするのか。なんとなくではなく根拠を作って置きたいなと今回やってみた。


水気絞ったらこんなに少なくなっちゃった。


さて水切りは完了。早速餃子作成にかかりたい。



・第三の勢力が


と、水切りは完了したのだが、ここで作ってはならないことが判明した。いたのだ、水切りする、しないだけではない勢力が。


出汁はウェイパーを使いました(蓋だけでわかったあなたはウェイパァーだと知っているね。)。


それが「一旦水切りして、減った分をうまい汁吸わせる派」、勝手に名付けさせていただくと「濃縮還元派」だ。


凄くふっくらした感じになった。(水切りした分の半分なので元の重量に戻りました)


水切りよりも一歩進んだ手間のかけ具合。水切りした後に、取っておいた出汁を野菜に含ませる。もう無茶だ。野菜に対する暴力だ。

だがしかし試さぬわけにわけにはいかぬ…。これが一番美味かったら面倒だなぁ。と思いつつ、こんだけ手間かけたら美味かろうなぁ…という内心。



・さて作っていきましょう



絵面の汚さよ

ということで材料はひと通り揃ったので餃子化していきます。左下が水切りしないもの、上が水切りしたもの、右下が濃縮還元です。

それぞれ、肉と野菜の分量は1:1。もうちょっと野菜多いほうが好みなのですが計算が面倒だったので同量にしました。



ここまで来たら美味そうな雰囲気がするな。

味付けは醤油、オイスターソースに塩コショウ、食べるラー油少々。これを混ぜます。混ぜた後の脂の取れなさはガチ。お湯を使わなきゃ洗剤あっても無力。


予想以上の見た目の違い。

それぞれ混ぜ終わったらこういう感じ。左が水切りしてないもの、上が水切りしたもの。右が濃縮還元。

濃縮還元だけピンクにうっすらと光っているように見える。内容的には水抜きしてないものと同じ水分量のハズなのにかなりペチャペチャしている。

あーこれ、絶対違うわ。絶対味違う。ここに来て、やってみてよかったぜ。と思う。



・皮も作りました



みんなも、お家にある製麺機で作ってみてね!

最近は皮も自分で作っている。美味いから。


作りたての皮だと伸びるし包みやすいし市販のものより使いやすいということもある。なんでもいいから小麦粉に半分くらいの水入れてこねたら出来るので簡単。


四角でいいです。面倒なので。

とかいってたら250グラムで12枚の皮ができた。厚い。デカイ。

餃子6個でうどん一人前くらいの小麦粉の量。大変なことになってるけどまぁいい。


・でっかくなっちゃった


すごいデカイ。

そのデカイ皮で餡を包んだら相当でかい。これだけデカイと、もううれしい。うどん一人前以上の満腹感を与える餃子一人前である。


更にでっかくなっちゃった!

にそれを焼いたら更にでっかくなった。脅威のデカさだが周りの香りはもうすごいことになっているぞ。




・ぜんぜん違うぞ三種の餃子



餃子っぽくねぇ

さて焼きあがった三種の餃子。それぞれを食べ比べてみる。



ジューシーさなら「水切りしない」



こう置くと流石に餃子に見えるね。

ここまで長かったけれど、まずは水切りしていない餃子から。


持とうとしたらやぶけちゃ…、えっ!!!

水切りしていない餃子、皮が破れた瞬間に溢れる餃子液。なんだこれは、小籠包の様なジューシー加減。今までこんなことになったことなかったぞ、すごいぞこれ、なにこれすごい。

食べてみると、あれだけ液体が出て行ったにも関わらず噛むとジュワッとうまい汁が出てくる。そしてシャキッと気持ちいい野菜の歯ごたえ。すごい…、美味い…。

すごいぞ、水切りしていない餃子。いや、でも、今回がなんか凄く上手くいったという可能性もある。他も食べなければ。




・肉感強し「水切り餃子」


やはり家で作る餃子は美味い。うれしさに包まれながら「水切り餃子」にとりかかる。


あっ、あれっ。


水切り餃子もさぞ美味かろう。そう思いながら箸を入れると、さっきと印象がぜんぜん違う。汁が、出ない。

こうなったら力ずくだ

オイッ、出せよ!持ってんのはわかってんだぞ!という勢いで力押ししてみても餃子液は出てこない。こんな、こんなにも違うものなのか。

食べてみるとこっちはこっちで相当美味い。水分を減らしているので野菜の味が濃いのかとおもいきや、野菜が肉の旨みを吸っており、野菜も肉になっているのだ。

水切り餃子は肉だ。ぎゅっと詰まった塊は一口の満足感が高くて
、俺は、今、餃子を食べている!!という感覚。外食や買ってきた物と似たような印象。

水切りでこんなにも変わるものかと予想以上だ。


・完成度の高さよ「濃縮還元餃子」


こうなるとどうなるのか濃縮還元に期待が高まる。だってわざわざ出汁追加してるんだもんね、そりゃあねぇ。という目線。

ちょっと抑えてみちゃう

期待を込めて割ってみる、とスッ…。という感じで出てくる餃子汁。意外にもジューシーさは「水切りしない」もののほうが上である。

持つとやっぱりデカイな。

食べてみると前の二つとは全然違う。野菜と肉が完全に一体化しており餡として、餃子として美味い。

肉野菜の旨みがジューシーさを伴って渾然一体となって迫ってくる。完成度は「濃縮還元」が一番高い。手間をかけただけはある味になっていて、色々と納得出来る。


・なぜ水切りをするのか


私個人の好みだけで言えば水切りしていないものが一番だった(手間かからないし)。そして、今まで手間をかけてジューシーさを減らしてきたのか…。と思ってしまったという衝撃。


左下水切りなし、上水切り、右下濃縮還元


なぜ、なぜ私は水切りをしていたのか。と思いつつ、食べて一つ考えたことがある。

やっぱりそうだ。

確かめるためにそれぞれの餃子を作って一晩おいてみた。

それを触ると、また確かな違い。水切りしたものは皮がしっかりしていて扱いやすいけれど、それ以外の二つは皮が水分を吸ってしまって今にも破れそう。

プロは餃子を作ってすぐ食べる、という場合は少ない。作っておいておいて、注文があるごとに焼いていく。その点を考慮したら水切りしてないと使い物にならなくなっちゃうんだろう。


ということで個人的な結論として

・餃子を包んですぐに食べられるならば「水切りしない」
・包んでから焼くまでに間隔が開いてしまうのならば「水切りする」

となりました。手間も減ってジューシー化して個人的に凄く嬉しいです。ありがとうございました。